わし座 Aquila

こと座のベガが織姫ならわし座のアルタイルは彦星、牽牛ですね。

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ベガ、デネブと共に夏の大三角を構成するアルタイル。
青白く繊細なベガよりもやや黄色っぽく落ち着いた光で、
その名(アルタイルは「飛ぶ鷲」という意味)に相応しいと言えるでしょう。

わし座ははくちょう座と違い横向きに飛んでいる形ですが
十字が少しねじれているのと、
ほかの星が明るくないのとで
夏の大三角の中でもっともつかみにくいかもしれません。

ですが!アルタイルとその両側にある星、
合わせて3個並んだ姿は目立つのですぐわかると思います。
それを手がかりにほかの星をたどってみてください。

さてこの鷲、ギリシア神話ではゼウスの使いの鷲だという説と
ゼウス自身が変身した姿だという説があります。

ここではゼウス自身が変身したほうの神話をご紹介します。

なぜ鷲になったのかというと、
一目惚れしたトロイの美少年ガニメーデスをさらうためでした。
うまくガニメーデスを神の国に連れ帰ったゼウスは、
彼を自分のお酌係(というか要するにお小姓)にしたのです。

誘拐され、人生が変わってしまったものの、
神のお酌係として永遠の若さと美しさを与えられた
ガニメデスはまあいいか…と考え始めましたがただ一つ、
息子をさらわれた両親が嘆き悲しんでいるのが気がかりでした。

そこでゼウスは両親にお詫びの挨拶をし、たくさんの財宝を送り、
さらに彼らがガニメデスをいつでも見られるように
お酒の入ったみずがめを抱えたガニメーデスの姿を空に映しました。
それがみずがめ座です。

違う星座の話になってしまいました(;^_^A

レダ王妃に惚れて白鳥になり、
ガニメデス少年に惚れて鷲になり、
エウロパ王女に惚れて牛になり、
ゼウスって何でもありです。

それだけのことができる全知全能の神なのに
なぜ普通に求愛しないのかが疑問です(;^_^A