こいぬ座 Canis Minor

冬の大三角のうちの1つである1等星プロキオンが目印です。
オリオン座のベテルギウスより少し後、
おおいぬ座のシリウスより少し先にのぼってきます。

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どこが犬なんだって感じですね(;^_^A

本当は細かく、全部で13個の星から成り立っていますが
肉眼で見えるのがプロキオンと、その右上の星ゴメイサしかないので
だいたいどの本でもこんな風に1本の棒のように描かれています。

プロキオンはシリウスより少し早い時間に見え始めるので、
「あの星が見えると、もうすぐあの明るいシリウスが見える」
「あの星がシリウスを連れてくる」と言われ、
そのうち「先導者」という意味のプロキオンという名がつけられました。

その後、シリウスの先導者なので
こいぬ座ということにしておこうか、という感じで
星座がつくられたのです。
と言っても、後付けながらちゃんと神話もあります。

狩の名人アクタイオンが50匹の猟犬を連れて森に入ったところ、
月の女神アルテミスが水浴びをしている場面に出くわし
思わず見入ってしまいました。

気付いて怒ったアルテミスはアクタイオンを鹿に変えてしまい
なんと彼はそうとは知らない自分の猟犬に殺されてしまいます。
(神話ってむごい話多いな)

その後犬たちは帰ってこない主人をいつまでも待ち続けました。

哀れに思ったゼウスがそのうちの1匹を天に上げ、
こいぬ座にしたのでした。