- 春の星座
- トレミーの48星座のうちの1つ
- 明るい恒星…北斗七星
- 見えやすい時期…3月~5月
しっぽ部分の北斗七星、別名ひしゃく星が最大の目印(^◇^)
周極星の集まりなので基本的に1年中見えていますが、
春が最も全身がよく見える季節なんです。
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この大熊はゼウスの寵愛を受け、彼の子を産んだ
妖精カリストの姿だと言われています。
カリストに嫉妬した女神アルテミスが
彼女を熊の姿に変えてしまったのです。
泣く泣く森の奥深くでカリストが暮らすようになって15年後。
ある日一人の若者に見つけられ、
弓矢で撃たれそうになります。
なんとその若者は15年前にカリストが産んだ
ゼウスの子、アルカスでした。
必死で訴えようとするも通じるはずもなく
彼が弓を引いたその瞬間、
ゼウスが気の毒な母と子を天に上げ、
2匹の熊の星座にしたということです。
北斗七星と言えば、北極星を探す目安としても知られています。
日本ではかたちそのままに「ひしゃく星」と言われてきましたが
韓国では大きな家を建てるのに失敗した(ゆがんだ台形のため)
下手な大工に怒り、鎌を持って追いかけているお金持ちの人、という
想像力豊かな面白い絵になっています(^◇^)
またイヌイット(エスキモー)の神話では
台形部分が熊であり、その熊を鎌を持って追いかけている人々、
と言われていたそうです。
この2つの神話、「鎌を持っている」というのが共通していますよね。
これはおそらく、北斗七星の柄の端から2番目の星、
ミザールを指していると思われます。
ミザールは重星になっていて、アルコルというもう1つの星と
2つの星がわずかにずれて重なり合っています。
目の良い人なら肉眼でも見えるので、
昔は日本でも、軍隊の視力検査に使われていたそうです。
この、ぼんやりと見えるアルコルが、鎌に例えられたのでしょう。
※ただし重星には2種類あり、
本当に星どうしの距離が近いものと、
地球から見たときに方向がほぼ同じなため
重なって見えるだけのものがあり
ミザールとアルコルは後者のほうで、「見かけの二重星」と言われています。